読み手の心情に入り込む文章テクニック

受講生のKさんから文章添削を依頼されましたので、今回はご本人の了解のもとに公開で添削指導をします。

実はこのKさんという女性は非常にクレバー(賢い)人で、それは文章にも現れており文章的には構成、文体、言い回し的には間違っている箇所はありません。

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そして女性には珍しく、(男性が書く文章のように)理路整然と書かれているので、伝えたいこともきちんと記事の中にもあるのです。

ただ、正しく書かれた文章がすべて人の心を捉えるか、というとそれはまた別問題になるのですね。

歌という表現で「想い」を現す歌手でも、歌唱力はそう上手くはないのに、妙に心に響いてまた聞きたくなる歌手がいます。

文章もそれと同じで、立て板に水のように書かれた文章がすべて人の心を捉える文章であるかといえばそうではなく、極端に言えば小学生が書くたどたどしい作文の中にも、感動する表現があるのと同じです。

ビジネスで言い表す文章も、最終的には読み手の琴線に触れ、心を動かさないとそれ以上にサービス提供者を知ろうという動機や、その文章からサービスを受けてみようかな、という動機にまで行き着かないのです。

とくにセールスレターというものには、感動のあまり思わずクリックしてしまうというインパクトが必要です。

まずは、今回依頼してきたKさんの原文記事をお読みください。

私は、何かを決める時には直感力を使います。前回のブログで、この先生と思って始めた趣味が、長年続いているお話しをさせていただきました。前回のブログはこちら

何かを決める時に、直感的に決めることが多くあります。直感を上手く使えれば、自分に合った物(こと)を選び易くなってきます。そこで、この直感をどう磨いていくのかを考えていきます。

直感は右脳と関係するため右脳を活性化すれば、直感にもいい影響が現れるでしょう。その右脳の活性化のためには感性を豊かにする必要があります。そのために、日頃からいいこと探しを行います。いいこと探しは特別なことを探すのではなく、日常のちょっとしたことを見つけていきます。例えば「セミの声を聞いて活気があっていいなぁ」(暑苦しいと思われる方もいらっしゃると思いますが、私は大好きなんです)とか「ハーゲンダッツのアイスクリームが3割引ーー!幸せーー」とか「公園で元気一杯に、ひまわりの花が咲いていて、元気もらっちゃった」とか、私は猫が大好きなので、公園で見かけると「可愛い!ラッキー」など、ちょっとしたことを見つけていきます。

そのために、日頃から意識をしていきます。すると、感性が豊かになり以前なら通り過ぎていたことがとっても幸せに感じます。そうなると、感性が豊かになった証拠。そんな毎日を過ごしていると、同じ波長が共鳴し合い呼び寄せるので、より良い出来事を引き寄せて、より幸せーー!といったサイクルで巡っていくといった流れにもなっていきます。

つまり、「いいこと探し」→「感性が豊かになる」→「右脳の活性化」→「直感力アップ」となります。

私たち大人になると日頃から意識していないと、いいことを見つけることが難しくなります。それは、どうしても理屈で考えたくなってしまうため。ですので、日頃から意識していいこと探しをおススメします。そして、感性・右脳を活性化し直感力をアップしていきましょう。直感力が身につくと自分に合った物(こと)を瞬時に選択できて、より生きやすくなっていきます。(^^)

おそらく読み終えてみても、その記事の言いたいことも把握出来たと思います。そして、おかなしな言い回しも見つからなかったはずです。

しかし、この文章をさらに読み手に「感情移入」させるためには、どうしたらいいのかという事(ブラッシュアップ)を今回はテクニック的な一つの方法を解説します。

文章表現を磨く方法として、流行った流行歌の歌詞を分析してみる、というのも一つの方法です。

誰もが思わず口ずさみ、何度も歌われてきた曲です。

そういう歌の歌詞を手掛けた第一人者に松本隆氏がいます。

この松本隆という名前はしらなくても、松田聖子の『赤いスイートピー』『SWEET MEMORIES』『風立ちぬ』『小麦色のマーメイド』『天国のキッス』『白いパラソル』『抱いて』と言えば、誰でも聞いたことはあると思う。

他には「風の谷のナウシカ」「ルビーの指環」「ハイティーン・ブギ」「セクシャル バイオレット No.1」「スローなブギにしてくれ」「冬のリヴィエラ」「さらばシベリア鉄道」「木綿のハンカチーフ」「ポケットいっぱいの秘密」「メインテーマ」「スニーカーぶる~す」「東京ららばい」「ハイスクールララバイ」などは歌手名を聞かなくても、多くの人は知っていると思う。

詩というものはその短さに、長文よりも難しさがあります。それに文章というものは長ければ伝わるというものではない。だけど、文章というものは短ければ短いほど難しいものであります。

その松本隆氏が創り出す一連の歌詞を眺めてみれば、ある一連の法則性があることが感じ取れます。

今回は僕が見つけた一つです。

それは歌詞の出だしが、相手への語り掛けではじまるというもの。

例えば「赤いハイヒール」では、、、

ねえ友達なら聞いて下さる。。。

とはじまる。また「白いパラソル」では、、、

お願いよ正直な気持ちだけ聞かせて。。。

とはじまる。また「木綿のハンカチーフ」では、、、

恋人よ僕は旅立つ。。。

ではじまる。また「渚のバルコニー」では、、、

渚のバルコニーで待ってて。。。

ではじまる。

これらはつまり、ある特定の人へ向かってのピンポイントな「語り掛け」なわけです。

ブログを書く場合、その心境としては、相手は不特定多数の読者だと思います。また実際、そうですし。

ですので、どうしてもより広くという意識が働いた全体的な文章となります。今回のKさんの場合にも見られる傾向です。

それはそれでなんら間違いはないのですが、読み手の読者一人を想定するような文章、つまりみなさんではなく「あなた」、そして常に一人に対しての呼びかけや質問系を多用することで、読み手が踏み込んでくる効果は高まります。

もう一度、今回紹介した歌詞などを見てみて下さい。

ビジネス上のブログ記事は、恋愛などをテーマとしたものではありませんが、そういう外見のスタイルはスパイスとして盛り込んだ方が、より読み手の心情に入り込みます。

特に重要なのが、記事の書き出しです。ここを読み手に問いかけるような書き出しにすることで、読み進める感覚は違ってくると思います。

Kさんの原文の冒頭部分を、少し今回解説したポイントで僕流にアレンジしてみましょう。

「直感力をアップするには?」

日々生活していると色々な場面で「何かを決める」という事はたくさんありますよね。こっちにしようか、あっちにしようか?それは晩御飯を作るおかず選びだったり、仕事の優先順位だったり、事が大きくなれば結婚相手なんて事にもなります。

あなたはこの何かを「決める」時、何を基準にして決めますか?

今回は、私流の選び方の秘訣を書いてみようと思います。あなたの判断基準と比べてみて下さいね。

人が何かを決める時、それは色々と情報を集めたり、信頼出来る人に相談して決めたり、またはタロットカードを使う、という人もいますね。

でも、わたしは自分の「直観」で決めることが多くあります。

この直観を上手く使う事で、選択に間違いなく、そして自分に最も合ったものを選びやすくなるんです。

そこで、この「直観」の磨き方を以降で解説していきますね。

文章続く・・・

どうでしょう?

Kさんの原文とでは、なんか文章から伝わってくる感覚が変わったと思いませんか?

原文ではいきなり「私は、何かを決める時には直感力を使います。」となっているところを、相手を想定して疑問形で問いかける、という形にすることで読者との対話が生まれるわけです。文章とは、そこでも読み手とコミュニケーションを行おうとするスタイルが必要です。

この違いは、もちろん前述した一般的大衆をイメージしたのではなく、あくまでも目の前に誰かを想定して、その人目掛けて「語る」ような文体にしたからです。

慣れないうちは自分が知っている友人、または知り合いでも「絶対あの人に読んで欲しい」という人物を想定して書けば、このような文章になります。

書き手は自分がイメージする一人の「人物」に対して書いているのですが、結果的にはそれを読む読者全員が「自分に語り掛けている」みたいな感覚となるのです。

おそらく今回のコツは、僕の経験上効果的なものなので一度試してみて下さい。

教材提供/ヒプノカウンセリング「シャンティISA」
http://shanti-isa.com/
ヒプノセラピー
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